プレイヤーの関心は、いつも一か所に向いているわけではありません。ある週はメジャーブランドの中心的なモデル群へ、別の週はヴィンテージへ、また別の週はブティック系へ。GUITAR ATLAS の記事で「ブティック系へ関心が戻った」「メジャーブランドの中心的なモデル群へ視線が移った」と書くとき、見ているのはプレイヤーの関心の向き先です。今回は、その3つの層の見方を整理しておきます。
3つの層
GUITAR ATLAS では、プレイヤーの関心がどの層へ向いているかを、3つのシグナルとして見ています。
- Mainstream Signal — Fender / Gibson / PRS など、メジャーブランドの中心的なモデル群への関心
- Vintage Signal — 1950年代から1980年代半ばの、代表的なヴィンテージギターへの関心
- Boutique Signal — Suhr / Tom Anderson 等、ブティック系ブランドのモデルへの関心
それぞれのシグナルは、その層にどれくらい関心が向いているかを表す目安です。たとえばある層が「上昇中」なら、その週はそこへ目が向きやすかった、ということです。
GUITAR ATLAS では、Mainstream の内訳を、代表的なレギュラーラインを示す Mainstream Regular Signal と、Custom Shop・特別仕様のラインを示す Mainstream Custom Signal に分けて見ています。これは、観測された傾向を示すベータ版の内訳表示です。「今週はレギュラー側が動いた」「Custom Shop 側に関心が寄った」といった内訳の読みに使います。
層どうしの関係も見る
ひとつの層だけを見ても、関心がそこへ強く寄っているのかは分かりにくいものです。そこで、層と層の関係も合わせて見ています。
たとえば、BoutiqueとMainstream、VintageとMainstream、VintageとBoutiqueのあいだで、関心の向き方にどんなひらきが出ているか。BoutiqueとMainstreamのひらきが広がった週には、ブティック系ならではの作りや質感へ関心が寄っていた可能性があります。個別モデルの動きと重ねることで、その背景をもう少し具体的に読み解けます。VintageとMainstreamのひらきは、ヴィンテージ実機への関心が、現在作られているモデル群に対してどのように表れているかを映します。
どう読むか
3つの層と、そのひらきが動いたとき、見えているのはプレイヤーの関心がいまどこへ寄っているか、という選ばれ方です。価格は、その向き先を裏づける数字として後ろに置きます。前に出すのは、いつもどの層に、どんな目線が集まっているか——そちらです。
今後の記事で層どうしのひらきが出てきたときは、プレイヤーの関心がどこへ動いているのかを見る手がかりになります。
データに関する注記
本記事は、Reverb、デジマート、Yahoo Auctions 等の公開情報をもとにした集計値を含みます。各サービスとの提携・公認を示すものではありません。
*Mainstream の内訳(Mainstream Regular Signal/Mainstream Custom Signal)は、観測された傾向を示すベータ提供中の観測ビューです。
本データは GUITAR ATLAS が観測した二次流通市場の集計値です。本データは投資判断を目的とするものではありません。ヴィンテージギターの価格は、個体差・コンディション・付属品により大きく変動します。表示値は参考情報としてご利用ください。